古茂田公雄
こもだきみお 1910-1986年
二科展最年少賞、新制作派協会の新作家賞を受賞、若くして会友となり戦前の中央画壇で将来が嘱望された。戦後 愛媛に帰郷、以後中央画壇から離れたが地元愛媛では今日でも高い評価を得ている。とりわけスクラッチング技法 による独自の画風は注目に値する。スクラッチング技法とは一種の日光写真で,黒く塗ったガラス面を針など 引っ掻いて光が透過する部分を作り、これを印画紙にあてて感光させる技法。
コンテ・紙